アシナガバチに刺された時の体験談

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虫刺され

普段見かけることもあるアシナガバチは、下手をすると人間を襲ってくることがあります。私自身も、アシナガバチに刺された、苦い経験を持っている一人です。

新たに刺される人が出てこないための警鐘としても、私がアシナガバチに刺されてしまった時の体験談をお話したいと思います。

きっかけはアシナガバチの巣を自分で駆除しようとしたこと

無防備に駆除をしてしまった

刺されてしまったきっかけは、アシナガバチの巣が自宅にできてしまっていたことから始まります。アシナガバチはそれほど凶暴ではないという知識だけが頭に入っていたので、特に対策をせずに巣を自分で駆除しようとしてしまいました。

いざ駆除しようと巣に近づくと、一匹のアシナガバチが私の存在に気づいたのか、こちらに向かってきました。そして運悪く、腕を刺されてしまうことになったのです。

この時、防護服などを着ていれば被害は少なかったかもしれません。しかし、そのような準備が必要とは思っていなかったので、防御力ゼロの状態でした。

刺される条件がいくつか揃っていた

刺された後から当時のことを考えてみると、私はアシナガバチに刺されやすくなる条件をいくつか揃えていたと思います。

一つ目は、襲ってきた蜂に対して手で追い払う素振りで威嚇行為をしてしまったこと。二つ目に、汗をかいていて体臭がきつかったこと、三つ目に黒い服を着ていたことです。

アシナガバチは攻撃をしかける相手を敵とみなしますし、匂いがあったり色が黒い者に対しては、察知しやすくなるので襲われる可能性が上がってしまいます。運悪く、このような条件が揃ってしまい、より刺されやすい状態になっていたのでしょう。

アシナガバチに刺されて取った行動

慌てて毒を吸い出した

刺されてしまった後は、一種のパニック状態でした。どのように対処をすれば良いのかわからなかったので、咄嗟に刺された穴から自分の口で毒を吸いました。

今振り返ると、毒を吸い出す行為は正しいかったですが、自分の口で吸い出したのが少しマズかったです。口は不衛生であることから、傷口から口の細菌が感染してしまうことがあるからです。

急に刺されると慌てふためくのは、人間ならば当然です。しかし、慌てると本来してはいけない行動を取ってしまうため、あらかじめ蜂に刺された時の予備知識を知っておくべきだと反省しました。

病院へ連れて行ってもらった

仮初めの対処である毒を吸い出すという処置を行った後は、家族にアシナガバチに刺されたことを報告し、慌てて病院に連れて行ってもらいました。

病院では、専用の器具を使用して念のためにさらに毒を吸い出し、そこを消毒してから蜂刺されに効く軟膏を塗ってくれました。それほど毒の影響が強くなかったため、なんとかこれだけの処置で済みましたが、しばらくは病院で安静にさせられました。

思いつきで病院に駆け込んだ感じですが、刺されてそのまま放置せずに、ちゃんと医療機関に来たことについては先生から良い判断だったと言われました。

今回蜂に刺されてわかった教訓

アシナガバチを素人が駆除しないようにする

今回のアシナガバチに刺された件からは、いろいろなことを学びました。その教訓の一つとして、アシナガバチを素人が駆除しないようにするということが一番に頭に浮かびます。

アシナガバチは強力な毒針を持っていることから、襲ってこられると死ぬ可能性すらあります。それに対して素人が無防備に立ち向かっていくのは、命を捨てに行っているようなものでしょう。

駆除をするにしても防護服の用意や、駆除の仕方の予習をすることは必須です。それに、危険を避けるためには、専門業者に駆除をしてもらうことが最善策だと思います。

刺された時のための準備をしておく

アシナガバチに刺されてしまった時に思ったのは、いろいろな準備不足だということでした。毒を吸い出す器具は無いですし、そもそも刺された時にどう対処するべきなのかという正確な知識も持ち合わせていなかったからです。

人間はパニックになると、すぐさま正常な判断ができなくなります。アシナガバチに刺された私がパニックになったように、必要な器具や知識が無いと、かえって危険な対処法を行ってさらに自分の体に負担を与えることにもなりかねません。

アシナガバチの駆除をするならばもちろんのこと、駆除をしなくても襲われた時のことを考えて、対策グッズの用意や予防策、応急処置の方法などの知識を得るようにしておくことをお勧めします。

その他の対策関連の話はこちら → アシナガバチに刺されないための、対策を考えてみた

まとめ

実際にアシナガバチに襲われて、刺されてみることによって、その怖さや刺された後の準備不足が身を持って理解できました。

同じような怖い思いをしないためにも、むやみにアシナガバチを自分で駆除しようとはせずに、もしも刺されたらということを考えて、対応策や準備を行うようにしておいてください。